我が家には、「自称・姫」が、たくさん居ます。
要するに女所帯です。
羨ましがらないで下さい。
むしろ、気遣いが大変なので、憐れんで下さい。
しかし、カワイイ姫がいます。
最初は、気まぐれな家内が飼い始めたのですが、
これがなかなかどうして。
アホロートル。
ウーパールーパーと言った方が通りが良いでしょう。
我が家にきてすぐにヒメと名付けられたソレは、
オスだかメスだかわからないし、
赤目で、目もほとんど見えないそうだし、
「色素のない色」をしてるし、
ほとんど滅多に動かないので、
生きているのか死んでしまったのかわからない時があるし、
いわゆる「通常ペットに求めるもの」を何一つと持っていない生き物なのである。
飼い主である家内に言わせると、
「ビミョウなキモチ悪さと、生命の起源のような偉大さ(!?)を
兼ね備えている点」が魅力なんだとか。
胎児に似ている、と家内は言います。
抜けるような肌色と、とてつもなく小さいが完成度の高い手足。
泳ぐ姿は水泳教室のベビースイミングを思い起こさせる、らしい。
余談ですが、山内家は、ベビースイミングに縁がなかった。
あれは、親と赤ちゃんが1:1でないとダメだそうで、
双子の我が家を入れてくれるスクールはありませんでした。
話を戻しましょう。
ヒメが泳ぐのを見ていると、人間も、その他の動物も、全ての生き物が、
この地球上で共生しているのだと再認識させられる、というのが、
家内の持論です。
地球の未来は誰のもの?未来にツナガル地球暮らしをしましょうね。
...って、そんなに偉大な生き物だったんですね、アホロートルは。
アホちゃいますね。
だけど、滅多に動かないのです。
仕事から帰って、疲れたなあ、とボンヤリとヒメを眺めていると、
「そんなにあくせくするなよ、人生長いんだから。」と、
言ってくれている(ような気がします)。
だけどね、働き盛りだから。
そうやって(ヒメ)になぐさめられながらバランス調整をするのです。
DKJ(団塊Jr.)ですから。
アホロートル。